12周年 三叉灯のアーカイブ展について。
- 11 分前
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すっかりご無沙汰してしまいました。
なかなかブログに辿り着けず、久しぶりすぎる更新になってしまいました。笑
Instagramでは日々の出来事を足早にお伝えしていますが、今回は現在開催中の「12周年アーカイブ展」について、お店の記録として、そして私自身の振り返りとして、少しゆっくりと書き残しておこうと思います。
下北沢南口の三叉路にお店を構えてから、あっという間に12年が経ちました。
今回、12周年という節目にアーカイブ展を開催して、私自身一番良かったなと思っているのは、**「一度立ち止まって、過去を振り返ることができた」**ということです。
毎日お店に立ち、目の前のことに必死に向き合っていると、時間はただ一直線に過ぎ去っていくように感じてしまいます。でも、こういう機会を作らなければ、これまで重ねてきた大切な時間や記憶を、こうして改めて「形」にすることはできなかったと思います。一度立ち止まる機会を持てたことに、今はとても感謝しています。

会場の入り口には、この3階を深夜まで自分たちで作った日のことや、今もお店に息づいている大切な友人との記憶について綴ったご挨拶文を飾りました。

過去の写真や思い出を、単なる過ぎ去った「記録」として引き出しにしまっておくのではなく、これからもずっと残り続ける確かな「記号(シンボル)」に変えたい。時間は、過去と現在、そして未来が螺旋(rasen)のように交差しながら繋がっていくものなのかなと感じています。
会場には、これまでの歩みをまとめた年表も作ってみました。

リニューアルに向けて深夜まで作業したこと、高橋岳人さんに壁画を描いてもらったこと、たくさんの作家さんたちとの出会い。その一つひとつの点が繋がって、今の三叉灯があります。

店内には、懐かしいデザインを復刻したアイテムたちが並んでいます。かつての大切な記録が、また皆さんに手に取ってもらえる新しい形として生まれ変わりました。
そして今回の展示で、皆様への感謝の気持ちと共にどうしても知ってほしかったのが、三叉灯の「裏側」にあるプリント工房のことです。

実は、三叉灯で販売しているオリジナルアイテムは、西荻窪にある私たちの工房「haco color(ハコカラー)」で、1枚1枚手作業でプリントしています。

古い戸建を自分たちの手で改装した温かなアトリエの風景や、このプリント事業がNPO法人アーシャさんを通じて、北インドの女性たちの支援にどう繋がっているのか。

作家さんからお預かりした大切なデザインを、どうやってプリントしているのか。その裏側のモノづくりの工程もパネルにしました。
やっぱり、ただ商品を仕入れるだけじゃなくて、人が人に伝えてまた人に伝えていく、人と人が繋がる、そういうものを三叉灯はこれからも大事にしていきたいと思っています。普段はあまり見えない「裏側の風景」を知っていただくことで、お店に並ぶアイテムの温もりが少しでも伝わったら嬉しいです。
毎日お店に立ちながら、ご来店されるお客様との会話で元気をいただき、人の温もりを再確認する日々です。
一度立ち止まり、過去をこうして「形」にできたことで、またここから新しい螺旋を描いていけるような気がしています。
12年間、この小さな灯りを見守ってくださった皆様、本当にありがとうございます。
ここに散りばめられた記憶の断片が、皆様のこれからの日常にそっと寄り添うものになりますように。



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